洗面室と脱衣室は分けるか、同室か??
皆さんこんにちは。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。札幌でアンティークな注文住宅を建築するラフェルム札幌です。
今回の記事は間取りのお話です。
洗面と脱衣室はわけるかどうかの問題について、まとめてみましたので、ご参考になればと思います!
昔から一般的には「洗面脱衣室」として、2~3畳の空間の中に、洗濯機・洗面化粧台が設置され、ボイラーがあったり、洗濯ものを干したりしている方もいるかと思います。最近、お客様のご要望で多くみられるのが、「洗面台を独立させたい」というお声です。
「やってよかった」の声
①家族の誰かが入浴中に、洗面台を使いづらい…ということがなくなった。
②洗面台でお客様が手を洗う時、洗濯物まで丸見えにならない。
③洗面台をトイレの近くに設置できたので、トイレの中に手洗器が必要なくなり掃除箇所が減って楽になった。
④玄関手洗器も検討していたがつけなくてよくなったので予算が浮いた。
「ちょっと失敗だったかも」の声
①帰宅時に手を洗うことを重視しすぎて、できるだけ玄関近くに設置したが、見た目的になんとなく違和感。
②トイレのすぐ近くに洗面台を独立して配置したが、手を洗うにはいいけど、歯磨きの時などにトイレの音が気になる。
③洗面台を脱衣室の外(通路部分)に設置して実際便利だが、ドライヤーの音が響く気がする。
④水回りの収納が別々の場所になって、しまうのがちょっと面倒。
メリット・デメリット
■メリット
・やってよかったの①の方のように、家族への配慮ができること
・設置場所の工夫によって、帰宅時とトイレの後の手洗い場として使いやすい
・干している洗濯物が洗面台に被って使いづらいということもない
家族人数が多いご家庭だと入浴時間がバラバラと言うこともあると思うので、気兼ねなく使えるとストレスが減りそうですね。
また、来客時にも生活感のある雑多なものが見えないのも利点ですね。他には、脱衣室にスロップシンクを追加して便利だ、というお声もあります。
■デメリット
・それなりに広さが必要
・建具が増える
・洗濯機と洗面台が離れると不便、という場合も。
部屋を区切りすぎるとその分建具が増えて、収納が減ってしまったり…ということもあります。さらに、収納場所が別々になると
無駄な動線が増えることもありますので、注意が必要です。
また、洗面台をドアの無い場所に設置する際は音が気になることもあるので、階段や吹抜けの近くは要注意です。
まとめ
洗面と脱衣室を分けたいという方は、設置場所と動線はもちろん、かかる費用が多少上がる傾向にありますので、そこも含めて
十分に検討する必要があると思います。
・玄関の真正面や、家族が行き来する通路の真ん中などを避ける
・音が響き渡る場所を避ける
など
面積的に分けるのが困難…という方は、必要な時だけロールスクリーンやカーテンで仕切る、という手もあります。
洗面・脱衣の部屋は、毎日ご家族みんなが身支度を整える場所ですから、ストレスの無い、便利な場所にしたいですね。
間取り作りの参考にしていただければ幸いです!