窓で失敗しないために知っておきたいこと②

皆さんこんにちは、札幌でアンティークな新築住宅を専門に建築するラフェルム札幌です。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて今回は前回の続きで「窓で失敗しないために知っておきたいこと」のパート2です。前回の記事では窓の種類についてまとめましたが、今回はその窓をどのように配置するのかのコツをまとめていきたいと思います。

窓サイズの見方

平面図の窓の部分に記載されている5~6桁の数字が窓のサイズを表しています。その下が窓の配置されている高さ位置、その下が窓の種類です。

  • 07411→横幅74センチ、縦110センチ
  • FL+1940→床から1m94センチの位置が窓の上端

立面図を必ず確認する

窓に配置について建築会社からまず提案されるパターンがほとんどだと思います。その際に平面図のみで確認せず立面図も確認しましょう。立面図とは外観を東西南北面から見た図です。全体の外観上の問題を確認できます。正面からの見た目や大きな通りに面するところの見た目は特に重要です。

 

リビングダイニングにおすすめの窓

リビングダイニングには床までの掃き出し窓と数か所の窓が配置されるかと思います。あまりたくん掃き出し窓などの大きいサイズの窓を配置してしまうと壁面が減り建物の強度に影響したり、家具を配置するスペースにも問題が出てしまいますので、家具を配置することを考慮して壁を残しましょう。

日の入りが心配な場合

高い位置に窓を配置しましょう。横長の形が最もおすすめですが、60センチ角程度の正方形の窓を並べてもデザインにリズムが出て良いです。

キッチンにおすすめの窓

キッチンに窓を付けるかどうかでお悩みの方がいるかもしれません。窓をつけることをおすすめします。換気にも便利ですし、キッチンの明るさ確保にもおすすめです。しかし西日の当たる方角にキッチンがある場合は窓を小さくしたり上部に配置するなど工夫が必要です。キッチンに立っている間中西日に照らされるのはストレスとなりますので、キッチンの窓の方角はよく確認しましょう。お隣の家が近い場合には型板ガラスなどの視線カット効果のあるガラスが最適です。

洗面所・トイレにおすすめの窓

水回りは外部からの視線をカットしたい場所ですね。型板ガラスを採用し、上部に配置するなどの工夫をしましょう。洗面室は開けられる窓が良いと思いますが、洗面室が家の裏側にある場合、窓を開け放しにしていると防犯上危険ですので大きく開口するものよりも小窓を選びましょう。トイレもまた同様です。

通路・階段におすすめの窓

洗面室やトイレと同様に外部からの視線を考慮しましょう。毎日通る場所になりますから、外からの視線が気になってしまうのは大変なストレスです。かといって毎日カーテンの開け閉めもストレスとなり得ますので、大きすぎず、型板ガラスや、上部に配置するなどの工夫をしましょう。ただし、階段ホールなどが南や南西に向いている場合は風を通すために開けられる窓を配置することをおすすめします。

寝室・洋室におすすめの窓

個室の窓は一般的な腰高の窓を配置することがほとんどです。6畳以上であれば通気用にもう一つ小窓を設けても良いと思います。6畳未満であればリビングダイニングでもお伝えした通り窓が多いと家具配置に苦労することになってしまうので、明るくするためと言って目線高さに沢山の窓を設けることはおすすめしません。北側などで日当たりがあまり見込めないお部屋には横長の窓を上部に配置するなどの工夫をして光を取り入れてください。

窓は外観の顔を作る

ラフェルムの特徴でもある丸窓。三角屋根の下になるように正面に設けて、玄関隣には小窓を配置して素朴でありつつも個性的な外観デザインを作っています。このようにお家の外観を正面から見たときの表情で窓の役割は大事な要素の一つです。

あとから家具配置に困ったり、開け閉めに困ったりすることの無いよう、よく相談して配置してくださいね。+

 

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