最適な住宅ローンの返済期間とは? part.2

こんにちは。札幌でアンティークな新築住宅はラフェルム札幌へおまかせください。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!今回は前回の続き「最適な住宅ローンの返済期間」part.2をお送りします。

 

住宅ローンを長く借り入れることに対する疑問

前回のブログでは、住宅ローン団体信用生命がご自身の保険となる為、出来るだけ最長で組むことをおすすめ、とお伝えしました。そこでいくつかの疑問や不安が出てくると思います。

「返済期間が長いと返済総額が増える」

「80歳なんてそんな年齢まで払えない」

返済パターンをシュミレーション

年収600万円・金利1%で・4000万円の住宅ローンを組むという同条件の30歳のAさんとBさんがいるとします。

◆Aさんは、住宅ローンを早く返済を終わらせて老後を楽に…と思い、返済期間を25年にしました。

月々返済額 150,748円 返済総額 45,224,564円 完済時年齢55歳 です。

◆Bさんは出来るだけ長めにと思い、35年で組みました。

月々返済額 112,914円 返済総額 47,423,753円 完済時年齢65歳 です。

差額は、月々 37,834円 総額 2,199,189円 10年の差 です。

 

Aさんは55歳で完済後は家計を圧迫していたであろう住宅ローンがなくなり、負担が減りますが団信も同時に切れてしまいます。今まで住宅ローンに充てていた収入は貯蓄や趣味に回すことができます。

万が一、翌年56歳で返済者が亡くなってしまった場合、当たり前ですが払い終わった住宅ローンは戻ってきません。

一方、Bさんは例えば差額の約37,000円を貯蓄にまわし、現金を手元に残しながら65歳まで団信が続きます。60歳の定年時までに1300万近く貯まることになりますが途中で家族旅行や車の買い替え、ライフイベントにお金を使うことができます。定年時に退職金と合わせて、たとえば500万円を繰り上げ返済すると月々が27,443円となり団信も続きます。万が一、定年前の56歳で返済者が亡くなってしまったとしたら、貯蓄は勿論残りつつ、残りの住宅ローン約1,160万円が「0」になります。

 

つまり、

手元に現金を残しつつ、出来るだけ低い金利で長期間借り入れし、定年時に一部繰り上げ返済をするかたちが最もおすすめということです。

もう一つ、団信には各金融機関で様々なパターンがあります。単純に死亡と高度障害のみではなく、がんや脳卒中などの成人病に初めて罹患した場合に住宅ローン残高が0になると言う疾病保証付きもあります。加入している生命保険と団信を合わせた見直しもおすすめです。

がんに罹り離職してしまっても治療しながら復職したりするお話をよく耳にしますから疾病保証の付いた団信に入り現金を手元に残しつつできるだけ長期間借り入れすることが最善の選択と言えます。

 

まとめ

いかがですか?返済期間の考え方についてご理解が深まりましたでしょうか?

ただし人それぞれの価値観や状況というものもありますので、少ない年数で完済して売却などの道を選ぶ方が良い場合もあるかもしれません。ご自身の家計のバランスやご年齢、退職金や貯蓄を見てよく相談しましょう。

ラフェルム札幌では細かく住宅ローンシュミレーションをお出しすることができますので、お悩みの方は是非一度ご相談ください!

今回の内容をまとめると、

  • 返済途中に万が一があっても完済できる仕組みが団体信用生命保険
  • 住宅ローンを借りた時には、生命保険も見直すことで家計の負担を減らせる
  • 住宅ローンの返済年数だけで考えるのではなく、家計の支出全体で考える
  • 繰り上げ返済の利用で定年後返済額を調整できる

ぜひ、あなたの家づくりのご参考にしてみてください。

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