快適で健康な暮らしに必要なもの ~家の断熱~
皆さんこんにちは。札幌でアンティークな新築住宅をたてるならばラフェルム札幌。いつもブログをおよみいただきありがとうございます。北海道の短い夏は満喫されていますか??感染対策万全でモデルも公開していますので、涼みに来てください(^^♪
今回の記事は、断熱についてのお話です。ご新築計画の中で、住宅会社から断熱の話をされると思いますが、断熱は見えない部分のものになるので、今一つピンと来ない部分があるのかと思います。断熱はお家にとっても住む人にとっても非常に重要なポイントです。快適に健康に長年暮らしていきたいというのは誰もが願うことだと思います。
ラフェルム札幌でも採用している断熱材にもふれながら、断熱の重要性を解説していきます!
断熱性が低いとどのような状態になってしまうのか
断熱の施工や素材は今と昔では異なります。築30年ほどのお家にお住まいの方は室内温度でお悩みではないでしょうか。実際に断熱性が低いとどのような問題が起こるのかまとめてみます。
夏暑く冬寒い家になってしまう
近年では北海道でも猛暑の日が増えてきました。断熱性が低いと日射影響を直に受けてしまうので、特に2階が暑くなりやすく、大きい窓がついている部屋も暑くなってしまいます。家の中で熱中症になるというニュースもたびたび報道されています。
冬になると今度は低い外気温の影響を受けて、家の中の熱が外に逃げてしまいます。その為、いくら暖房を強くしてもなんだか寒いまま…という状態になってしまいます。
結露が起きる
冬になると窓が結露水でベチャベチャという状態になったり、お家の隅や押し入れにカビが発生したりしてしまいます。放置すると喘息やアトピーなど人体にも影響がでてしまいます。一番厄介なのが、内部結露です。外壁と内壁の間や、屋根と天井の間、要するに断熱材の入っているところに結露が乗じてしまうことです。目視で確認できませんが、シミがでてきたり、壁が膨らんでくるなどの現象がおきますが、そうなった状態はかなり結露が進行しています。最悪の場合、柱が腐っていたりする可能性もあるので修繕には多額の費用がかかってしまいます。
健康に影響する
「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることをいいます。例えば、暖かいお風呂場から寒い脱衣所に出たとき、など血圧の乱高下がおきて脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしてしまうリスクがあるのです。
2011年のデータですが、交通事故死亡者数が約4,600人に対して、ヒートショックが原因での死亡者数は約17,000人にもなります。3倍以上もの差があります。外にいるよりも家の中での死亡リスクが高いなんて、ちょっとショックなデータですね。
さらに喘息やアトピーなどにも改善効果があることがわかっているのです。欧米ではだれもが常識的に知っている知識だそうですが、日本ではまだまだ浸透していない事実です。グラフにもあるように飲酒や喫煙をやめるよりも断熱性能を上げるほうが健康改善効果があるという結果には驚きです!
ラフェルム札幌のオーナー様の中にもご新築をきっかけにお子様の喘息やアレルギーが改善したとのお声もあります。このデータをみると断熱の重要性を感じますね。
上述の通り下記の三つが断熱性能を低くしてしまった場合のデメリットです。
- 外気温の影響をうけてしまうこと
- 結露が生じること
- 健康への悪影響
ここまでお読みいただくと、なぜ断熱性能を上げることが大切なのかということがご理解いただけたと思います。
まとめ
断熱性能を上げることで、外の暑い寒いの影響を最小限に抑えて、結露防止のために断熱性の高い窓ガラスを選び、壁や屋根に使用する断熱材は劣化のしづらいもので、さらに適切な量を施工する必要があります。そのことによって、家が長持ちし、住まう人の健康を守ってくれます。
次回は、ではどのような断熱素材があるのか、どう選び抜くのかについてお伝えしていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!